
百万枚規模のAVAX ($14.22)購入を計画
レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」を支援する非営利団体アバランチ財団が、米国で最大10億ドル(約1,475.6億円)規模の資金調達を目指している。複数の関係者の話としてフィナンシャル・タイムズ(FT)が9月11日に報じた。
報道によると、同財団は2つの暗号資産(仮想通貨)保有ビークル(トレジャリー企業)を通じて資金調達を計画しているという。
一つは新規のデジタル資産トレジャリー企業の設立、もう一つは既存企業を転換する形で進められており、数週間以内の合意を目指しているようだ。
調達資金は、アバランチのネイティブトークン「AVAX」を数百万枚規模で購入する資金として用いられる。関係者によれば、アバランチ財団は割引価格で販売するという。この件について、アバランチ財団はコメントをしていない。
最初のディールは、ハイブマインド・キャピタル(Hivemind Capital)が主導する私募投資を通じて、既存のナスダック上場企業を利用した最大5億ドル(約737.5億円)規模の投資になる。この投資は月末までに成立する可能性があるという。また、この取引には、暗号資産投資家で元米ホワイトハウス報道官のアンソニー・スカラムッチ(Anthony Scaramucci)氏がアドバイザーとして関与していると伝えられている。Hivemind CapitalはFTに対し、協議を進めていることを認めたが、詳細は明らかにしていない。
二つ目のディールは、ドラゴンフライ・キャピタル(Dragonfly Capital)がスポンサーとなる特別買収目的会社(SPAC)を通じた最大5億ドル(約737.5億円)規模の調達で、成立は10月以降になる見込みだという。
現在、AVAXの最大供給量は7億2,000万枚で、このうち約4億2,000万枚が流通している。
アバランチは昨年12月、トークンの販売で2億5,000万ドル(現在のレートで約369億円)の資金調達を実施している。
この資金調達は、アバランチが昨年12月16日に実施した大型ネットワークアップグレードイベント「Avalanche 9000」のメインネットローンチに先立ち行われた。
この資金調達を主導したのは、ドラゴンフライ、ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)、パラファイキャピタル(ParaFi Capital)で、そのほかにも40社超の投資会社が出資参加していた。
参考:FT
画像:PIXTA
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