
Devcon 8が26年Q4にムンバイで開催決定
イーサリアム(Ethereum)の開発者カンファレンス「デブコン(Devcon)」の次回開催地がインドに決定した。11月23日にXアカウント「Devconnect ARG – the first Ethereum World’s Fair」が発表した内容をイーサリアム財団(Ethereum Foundation:EF)がリポストしている。またこれに合わせて公式サイトも更新された。
発表によると第8回目となる次回の「Devcon 8」は、2026年第4四半期(10~12月)にインドのムンバイにて開催されるとのことだ。
ムンバイはインドの経済・金融の中心地で、GDPの約70%が取引されている。インド準備銀行本店、ボンベイ証券取引所、インド国立証券取引所など、インドの主要な金融機関が集中している他、国内外の多くの銀行や金融機関も集まっている。
発表によるとインドは暗号資産の採用率で世界をリードしており、2024年に最も多くの新しい暗号資産開発者をオンボーディングしたとのこと。同国について「世界で最も急速に成長している(開発者)人口の1つを有している。成長の可能性は無限だ」と述べられている。
デブコンは、EFが主催するイーサリアムコミュニティでは最大となる開発者向けのカンファレンスだ。過去の開催地は第0回がドイツ・ベルリン、第1回はイギリス・ロンドン、第2回が中国・上海、第3回がメキシコ・カンクン、第4回がチェコ・プラハ、第5回が日本・大阪、第6回がコロンビア・ボゴタ、第7回がタイ・バンコクとなっている。
なお第0回はイーサリアムのローンチ前に行われた。また2014年から2019年まで毎年開催されていたが、Devcon6は新型コロナウィルス感染症の影響で3年間開催できず、2022年10月に開催。第7回となるDevcon SEA(Southeast Asia)は2024年11月に開催された。Devconの開催されない年は「デブコネクト(Devconnect)」が開催されており、今年はアルゼンチン・ブエノスアイレスで11月17日から22日の期間で開催された。
ちなみにEFはデブコン開催国の条件として「入国時のビザ制限が無いもしくは少ない」、「最新の設備と5~10,000人以上を収容できる施設を備えた会場があること」、「旅行のしやすさ(国際的なアクセスだけでなく、市内のローカルなアクセスも可能)」、「観光スポットや市内中心部への会場の近さ」、「地域の安全と政治的安定」、「Q3/Q4の快適な気候」などをあげている。
Devcon 8
Mumbai, India 
Q4 2026 pic.twitter.com/0i6Fhk5PtT
参考:公式サイト
画像:iStocks/Cemile-Bingol
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