
クリプトドットコムのデリバティブライセンスがフルスタックに
海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、米CFTC(商品先物取引委員会)によるデリバティブライセンスがフルスタック体制になったと9月30日に発表した。
米国でデリバティブのDCO(デリバティブ清算機関:決済・保証)、FCM(先物取引業者:仲介)、DCM(指定契約市場:取引)、それぞれのライセンスを保有するのは、クリプトドットコムが主要プラットフォームでは初の事例になったとのこと。
具体的には、CFTCに登録された取引所および清算機関のクリプトドットコム・デリバティブズ・ノース・アメリカ(Crypto.com Derivatives North America:CDNA)が、これらライセンスを保有している。
CDNAは9月26日、予測市場を通じた完全担保デリバティブを提供する機能に加え、DCOライセンスの改定により暗号資産(仮想通貨)およびその他の資産クラスに関するデリバティブの清算が可能になったと報告。また同日には、FCMライセンスの承認を受け、機関や顧客といったデリバティブ市場全体のユーザーの仲介が可能になったことが報告されてる。
そして今回の9月30日の発表にてCDNAは、DCMライセンスの改定により、暗号資産およびその他資産クラスの証拠金付きデリバティブの上場・取引が認められたことを報告した。
クリプトドットコム共同創業者兼CEOのクリス・マルシャレク(Kris Marszalek)氏は「CFTCが承認したデリバティブ関連ライセンスのフルスタックにより、クリプトドットコムは、スポット市場、予測市場、株式、適格カストディ、クレジットカードおよびデビットカードなどの追加プロダクトとあわせて、クライアントに最も包括的なデリバティブ取引体験をシームレスに提供できるようになった」とコメントしている。
参考:クリプトドットコム1・クリプトドットコム2
画像:iStocks/NanoStockk
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