
GrayscaleがHBAR ($0.17)・LTC ($95.39)・BCH ($490.59)をETF化へ
米暗号資産運用会社グレースケール(Grayscale)が、「Grayscale Hedera Trust ETF」、「Grayscale Litecoin Trust」、「Grayscale Bitcoin Cash Trust」のETF化に向けた申請書を9月9日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した。
「Grayscale Hedera Trust ETF」申請
「Grayscale Hedera Trust ETF」は、暗号資産(仮想通貨)ヘデラ(HBAR)の現物価格に基づくETF(上場投資信託)。同ETFは今回、新規登録を目的とした「S-1申請書類(FORM S-1)」としてSECに提出された。
なお、同ETFを米ナスダック(Nasdaq)へ上場させるための規則変更案「19b-4申請書類(FORM 19b-4)」は2月28日にすでに提出されている。また、3月17日付でSECによる審査が開始されていた。
SECは当初、同申請書類について9月13日までに可否を判断する予定だった。なお、9月9日付でSECは審査期限を最大60日延長し、11月12日までに承認または不承認を決定すると公表している。
また「Grayscale Hedera Trust ETF」は、上場時にティッカーシンボル「HBAR」として取引される予定だ。
「Grayscale Litecoin Trust」・「Grayscale Bitcoin Cash Trust」申請
「Grayscale Litecoin Trust」と「Grayscale Bitcoin Cash Trust」は、いずれも2018年3月1日から認定投資家向けに提供開始され、それぞれライトコイン(LTC)およびビットコインキャッシュ(BCH)の現物価格に連動する投資信託だ。両信託とも、コインデスク(CoinDesk)が提供する各暗号資産の価格指数に基づき、1株当たりのNAV(純資産価値)が算出されている。
グレースケールは今回、両信託をETFに転換するための「S-3申請書類(FORM S-3)」をSECへ提出した。S-3申請書類は、シェルフ登録(総合発行登録)に用いられる公式書式で、あらかじめ上限まで登録することで市場環境に応じて分割発行が可能となる制度だ。
申請書類によると、両信託は米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)への上場を予定している。両信託は上場に際し、それぞれ「Grayscale Litecoin Trust ETF」、「Grayscale Bitcoin Cash Trust ETF」へ名称を変更し、ティッカーシンボルは現行と同じく「LTCN」と「BCHG」が引き継がれる予定だ。
なお「Grayscale Hedera Trust ETF」、「Grayscale Litecoin Trust ETF」、「Grayscale Bitcoin Cash Trust ETF」の信託受託者(トラスティ)は、米デラウェア州のCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust)、保管機関(カストディアン)はコインベースカストディ(Coinbase Custody)、管理者(アドミニストレーター)および名義書換代理人(トランスファーエージェント)はBNYメロン(The Bank of New York Mellon)が指定されている。
またグレースケールは9月5日、暗号資産チェーンリンク(LINK ($17.64))の投資信託「Grayscale Chainlink Trust(GLNK)」をETFに転換するためのS-1申請書類をSECへ提出していた。
参考:Grayscale Hedera Trust ETF 1・Grayscale Hedera Trust ETF 2・Grayscale Litecoin Trust・Grayscale Bitcoin Cash Trust
画像:PIXTA
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