
CoinMarketCapがインデックストークン提供
暗号資産(仮想通貨)データプラットフォーム提供のコインマーケットキャップ(CoinMarketCap)が、時価総額上位20の暗号資産に連動するDeFi(分散型金融)対応インデックストークンを、BNB ($884.55)チェーン(BNB Chain)上で提供開始したことを11月17日に発表した。
このトークンの名称は「CoinMarketCap 20 DTF(CMC20)」。オンチェーンポートフォリオ構築プラットフォームのリザーブ(Reserve)上に構築されている。BNBチェーン上でDeFi対応インデックストークンが提供されたのは、CMC20が初だという。
CMC20は、レイヤー1ブロックチェーン、取引所トークン、インフラ関連プロジェクト、DeFiプロトコルなどをカバーしたインデックストークンとのこと。CMC20の提供開始により個人投資家と機関投資家は、1回の取引で暗号資産市場の主要銘柄に分散したエクスポージャーを得られるという。なおCMC20は、構成銘柄からステーブルコインやラップドトークン、投資可能性が限定されたトークンを除外する設計だ。
またCMC20は、従来型のインデックス商品では実現が難しかったユースケースを可能にしているという。具体的にはデルタニュートラル戦略や担保付きレンディング、自動ポートフォリオリバランスといった運用にCMC20を組み込めるとのこと。
また、コインマーケットキャップはCMC20のユーティリティ向上に向けて、DeFiプロトコル、中央集権型取引所、フィンテック企業との連携を進めているとのこと。これらとの連携によりコインマーケットキャップは、CMC20を活用したレンディング商品や利回り獲得を通じて、ホルダー向けユーティリティの拡大とDeFi以外も含めたCMC20の流通チャネルの拡充を目指しているという。
現在、CMC20は大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)で取引可能だ。また、CMC20はDeFi(分散型金融)プロジェクト「リスタ・ダオ(Lista DAO)」によってBNBチェーン上にデプロイされており、パーミッションレス(許可不要)な24時間365日の発行と償還がサポートされている。
ちなみに、CMC20の構成銘柄はビットコイン(BTC ($92,399.00))、イーサリアム(ETH ($3,237.26))、XRP ($2.04)、ビルドアンドビルド(BNB)、ソラナ(SOL ($138.23))、トロン(TRX ($0.28))、ドージコイン(DOGE ($0.14))、カルダノ(ADA ($0.43))、ハイパーリキッド(HYPE ($29.52))、ビットコインキャッシュ(BCH ($582.25))、チェーンリンク(LINK ($14.08))、ジーキャッシュ(ZEC ($455.36))、ステラルーメン(XLM ($0.25))、ライトコイン(LTC ($84.09))、スイ(SUI ($1.64))、アバランチ(AVAX ($13.54))、ヘデラ(HBAR ($0.13))、シバイヌ(SHIB ($0.00))、トンコイン(TON ($1.64))、クロノス(CRO ($0.10))の20銘柄だ。
参考:コインマーケットキャップ
画像:PIXTA
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