ジャックドーシーの米決済ブロック株、「S&P500」入り

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NewEconomy JP 1 month ago 234

Block株がS&P500入り

ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が率いる米決済企業ブロック(Block:旧スクエア)の株式が、7月23日付で「S&P500」の構成銘柄に採用された。ブロック株の採用予定は、S&P500を提供するS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P Dow Jones Indices)が7月18日に発表していた。

S&P500は、米国を代表する株価指数。ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場する大型株500銘柄で構成されている。同指数は、米国株式市場全体の約80%の時価総額をカバーしており、米国経済の健全性を示す指標として広く利用されている。

同指数に組み込まれている代表的な企業には、アップル(Apple)やマイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、グーグル(Google)などがある。

ブロック株は今回、米エネルギー企業ヘス(Hess)に代わり、S&P500指数の構成銘柄に加わったとのこと。ヘス社は米石油大手企業シェブロン(Chevron)による買収完了に伴いS&P500から除外されたという。

なお今回の発表を受けて、ブロックの株価は7月18日の終値72.82ドルから、7月23日の終値79.70ドルまで上昇し、約9%の値上がりを記録した。

S&P500に採用されたビットコイン(BTC ($112,403.00))保有企業としては、イーロン・マスク(Elon Musk)氏がCEOを務める電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)、および米暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインベース・グローバル(Coinbase Global)に続き、ブロックは3社目となる。

なお、コインベース株のS&P500採用は5月19日付で実施されている。

ブロックは、モバイル決済アプリのキャッシュアップ(Cash App)や、実店舗向け決済ソリューションのスクエア(Square)、セルフカストディ型ビットコインウォレットのビットキー(Bitkey)などの事業を展開している。

ブロックは5月27日、スクエアにビットコイン決済サービス「ビットコインフォービジネシーズ(Bitcoin For Businesses)」を年内に導入予定であると発表した。

その後、7月22日にはブロックのプロダクト責任者オーウェン・ジェニングス(Owen Jennings)氏が、スクエアの加盟店向けにビットコイン決済の受け入れ機能を提供開始したことをX上で明らかにしている。

なおビットコインフォービジネシーズは、関係当局の承認を前提に、2026年には対象となるすべてのスクエア加盟店での利用が可能になる見通しだ。

ビットコインフォービジネシーズにより、スクエアのPOS端末を導入している小売店などの企業は、ビットコインによる支払いを受け付けられるようになる。顧客は表示されたQRコードをスキャンするだけで、ビットコインで決済を行えるという。

このサービスによるビットコイン決済は、ビットコインのレイヤー2ネットワークであるライトニングネットワーク(Lightning Network:LN)を活用し、ほぼ瞬時に低コストで取引が完了するとされている。

参考:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
画像:PIXTA

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