
ソーファイが銀行ライセンス持つ米初の暗号資産取引提供
米フィンテック大手ソーファイ・テクノロジーズ(SoFi Technologies)が、同社傘下のソーファイ・バンク(SoFi Bank)を通じて、消費者向けの暗号資産(仮想通貨)取引サービス「ソーファイ・クリプト(SoFi Crypto)」を段階的に展開する計画を11月11日に発表した。同サービスは、全米で銀行免許を持つ金融機関として初めて暗号資産取引を提供する事例となるという。
ソーファイは2011年に設立された米サンフランシスコ拠点のフィンテック企業で、融資・預金・投資・クレジットカード・保険などをワンストップで提供している。ナスダック(NASDAQ)に上場しており、全米銀行免許を持つ「ソーファイ・バンク(SoFi Bank)」を中核とするデジタル金融グループだ。
ソーファイ・バンクの利用者は、今後同社のモバイルアプリ上でビットコイン(BTC ($104,775.00))、イーサリアム(ETH ($3,486.16))、ソラナ(SOL ($158.33))など数十種類の暗号資産を購入・売却・保有できるようになるという。預金口座(FDIC保険対象)にある資金をそのまま使用できる設計で、別口座への資金移動を必要とせずに即時取引が可能とのこと。
ソーファイは今回の取り組みについて「銀行グレードの安全性と安定性を備えた、信頼できる暗号資産取引プラットフォームの構築を目指す」としており、暗号資産取引を一元的な金融サービスの一部として提供する構想を示した。
同社によるとサービスの段階的な提供はすでに開始されており、今後数週間をかけて全利用者に展開される予定だ。また今後は、ブロックチェーン技術を活用した国際送金の高速化や米ドル建てステーブルコインの発行、融資や決済サービスへの暗号資産統合なども計画しているという。
さらにソーファイの調査によれば、2025年時点で米国内の暗号資産保有率は前年から約2倍に増加しており、同社会員の約60%が「銀行ライセンスを持つ機関で暗号資産を取引したい」と回答しているとのことだ。
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参考:プレスリリース
画像:iStocks/ustinroque・Ninja-Studio
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