
HashPortカードが発行開始
ハッシュポート(HashPort)とナッジの提携により、ステーブルコインでの後払い決済・還元体験を提供する「HashPortカード」が11月21日に発行開始した。両社が11月21日に発表した。
同カードは、ハッシュポートが大阪・関西万博で提供した「EXPO2025デジタルウォレット(現HashPort Wallet)」と連携し、ウォレット内のデジタル資産をクレジットカードを介して決済に利用できるサービスとのこと。
同カードの利用額の返済方法は、法定通貨またはステーブルコインでの都度返済(いつでも好きなだけ返済 ※翌月末日までに全額を返済することを推奨)と口座自動引落し(月1回まとめ払い)が選択および併用できる。初期においては日本円ステーブルコインJPYCによる決済・還元に対応し、今後は対応するステーブルコインを拡大予定とのこと。
ただしサービス開始時点では、クレジットカード利用額相当のステーブルコインを、ユーザーのHashPort Walletから所定のウォレットアドレスに送付する返済方法となる。
2026年初頭に予定されているアップデート以降は、都度送付に加えて、HashPort Wallet内の残高から、利用額相当のステーブルコインの自動引き落としが設定可能になるという。自動引き落とし時のネットワーク手数料(ガス代)は無料になるとのこと。2026年1月13日に大阪・関西万博で連携しているサービスが完全終了したのち、ウォレットシステムの大幅な改修を行い、EIP-7702対応によるスマートウォレット化を進めるという。
なお現時点で返済に利用できるJPYCは、アバランチ(Avalanche)とポリゴン(Polygo)上のものとなる。還元されるのはアバランチ上のJPYCのみとなる。
HashPortカードの国際ブランドはVISA。入会金・年会費は無料、発行費は2,500円、利用額の0.3%がユーザーのHashPort Walletに還元されるとのことだ。
ナッジ提供のクレジットカード「Nudge(ナッジカード)」では、10月よりJPYCでの返済受付を対象者限定で提供開始していた。
JPYCは、国内で初となる日本円と1:1で連動する電子決済手段(ステーブルコイン)。現在はイーサリアム(Ethereum)、アバランチ、ポリゴン上で発行されている。
日本初!クリプトクレジットカード「HashPortカード」本日スタート

JPYCで決済
JPYCで還元(0.3%)
HashPort Walletと連携
2026年にはガスレス自動引き落としにも対応予定
デジタル資産をもっと身近に。
新しい決済体験を、ぜひお試しください。
詳細はこちら… pic.twitter.com/fa0ruo4cJz
参考:ハッシュポート
画像:PIXTA
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