
パシフィックメタがソラナ公式バリデータに
Web3領域の戦略コンサルティング及びマーケティング支援を行うパシフィックメタ(Pacific Meta)が、レイヤー1ブロックチェーン「ソラナ(Solana)」の公式バリデータに採択されたと11月21日に発表した。
パシフィックメタは、「Solana Foundation Delegation Program(SFDP)」に採択され、ソラナ財団から正式に委任を受けるバリデータとして運営を開始したとのことだ。
なおSFDPは、より分散的で健全なネットワークを実現するために、ソラナ財団が信頼できるバリデータに対してSOL ($135.84)トークンを委任(ステーキング)する制度。世界中のバリデータ候補の中から、テストネットでの運用実績、安定稼働率、外部からのステーク獲得実績などの基準に基づいて選定されるとのこと。
発表によると同プログラムに採択されることは、ソラナ財団から「技術的信頼性」「安定性」「運用姿勢」を高く評価された証だという。世界の限られた優良バリデータのみがSFDPの委任を受けているとのこと。
パシフィックメタは今回のバリデータ運営を通じて、Solanaネットワークの安定性・信頼性・分散性を高め、日本におけるブロックチェーンインフラの整備と発展を推進するとしている。さらに同社は今後、外部からのSOLステーキング委任(デリゲーション)も受託し、企業や機関投資家が保有するSOL資産の安全かつ効率的な運用支援にも取り組む予定とのことだ。
なおバリデータ運営は、ダウンラボ(Dawn Labs)と共同でおこなっているとのこと。同社はソラナネットワーク上で自社バリデータノードを稼働させており、 SFDP参加者として承認されているという。バリデータの平均運用成績はグローバル上位10%と高いパフォーマンスを記録しているとのことだ。
同社は、東証グロース上場のモブキャストホールディングスによるソラナバリデータ事業において提携し、モブキャストへ技術提供を行うことが11月7日に発表されている。また11月25日には国内web3事業プロデュース企業の博報堂キースリーがダウンラボを技術パートナーに選定し、ソラナのバリデータ運用を開始したことを発表している。
なおダウンラボ代表の南雲悠太郎氏は、ソラナグローバルハッカソンで3位入賞の実績を持つ人物。東京大学在学中からクリプト領域で精力的に活動し、外資系コンサルティング会社を経て独立した経歴を持つ若手起業家だ。
参考:パシフィックメタ
画像:PIXTA
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