ポリゴンラボ、MATICからPOLへの移行開始を正式発表

Source of this Article
NewEconomy JP 1 year ago 387

ポリゴンラボがPOL ($0.13)への移行開始を正式発表

ポリゴンPoS(Polygon PoS)のネイティブトークン「MATIC」の「POL」へのアップグレード開始が、同ブロックチェーン開発元のポリゴンラボ(Polygon Labs)より9月4日に正式発表された。

このアップグレードにより、ポリゴンPoSで行われる全てのトランザクションで、ネイティブガスおよびステーキングのトークンとして「POL」が使用されることになった。

そしてアップグレードの次段階では、ポリゴンエコシステムのネイティブトークンとして「POL」のユーティリティは拡張される予定。コミュニティの合意によりポリゴンPoSはポリゴンのアグレイヤー(AggLayer)に接続され、「POL」はアグレイヤーおよびアグレイヤーに接続されたネットワークとサービスで重要な役割を果たすと説明されている。

具体的には「POL」を用いることで、同時にポリゴンエコシステム内の複数のチェーンのバリデーターになれるとのこと。また「ゼロ知識証明の作成」や「データの可用性の保証」など、「POL」によりエコシステム内の全てのチェーンがバリデーターに対し、複数の役割及びその報酬を与えられるようになるとのことだ。

ちなみにアグレイヤーは、ブロックチェーンを統合したネットワークの構築を目的にしたポリゴンラボ開発のアグリゲーションレイヤープロトコルである。

なお「ポリゴンPoS」上の「MATIC」保有者は、今回のアップグレードに際して特に何もする必要はなく、「MATIC」が「POL」へ自動的に変更されている。

ただし、イーサリアム(Ethereum)やポリゴンzkEVM(Polygon zkEVM)といったブロックチェーン上の「MATIC」や、中央集権取引所(CEX)で保有する「MATIC」については、何らかの対応が必要になるとのことだ。

またイーサリアムおよびポリゴンzkEVM上の「MATIC」は、同チェーン上のDEX(分散型取引所)にて「POL」へスワップ可能になるという。対象となるDEXには「POL」へのアップグレード対応を行うよう案内がされている。またdApps(分散型アプリケーション)やウォレットプロバイダー、RPCプロバイダーに対してもDEXと同じくアップグレードへの対応がポリゴンラボより求められている。

今回のアップデートを受け国内暗号資産(仮想通貨)取引所のビットフライヤーでは、「POL」移行への対応を発表。ビットフライヤーでは、イーサリアム上で発行されているERC-20規格の「MATIC」のみを取り扱っており、同「MATIC」については今回の変更後も継続して取り扱うとした。

It’s official. The MATIC to POL upgrade is now live, after a year of community-led discussions and consensus

What happens now? Starting today, every transaction on Polygon PoS uses the hyperproductive token as the native gas and staking token.https://t.co/j6vlMTh9ZX pic.twitter.com/hx9l7GS4zv

— Polygon | Aggregated (@0xPolygon) September 4, 2024

参考:ポリゴンラボ
画像:iStocks/Foryou13

関連ニュース

  • ビットフライヤー、「MATIC」から「POL」への名称変更の対応発表
  • ポリゴンラボ、「MATIC」の「POL」移行は9月4日に予定
  • イーサL2「Polygon zkEVM」が約10時間停止し回復、原因はシーケンサーの問題
  • Polygon LabsがZK ($0.04)証明器「Type 1 Prover」発表、全EVMチェーン利用可能
  • Polygon Labs、ブロックチェーン相互運用に向け「AggLayer v1」公開へ


Facebook X WhatsApp LinkedIn Pinterest Telegram Print Icon


BitRss shares this Content always with Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International (CC BY-NC-SA 4.0) License.

Read Entire Article


Screenshot generated in real time with SneakPeek Suite

BitRss World Crypto News | Market BitRss | Short Urls
Design By New Web | ScriptNet