
メタマスクの無期限先物取引機能
Web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)内で無期限先物取引を行える新機能が開始した。開発元のコンセンシス(Consensys)が10月8日に発表した。これによりメタマスクは、デリバティブ取引が可能なウォレットとして進化を遂げることになる。
メタマスクの無期限先物取引は、DEX(分散型取引所)「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」を基盤としている。ユーザーはウォレット内から直接トレードが実行できる。
再設計されたモバイルアプリでは、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換チェーン間のワンクリック資金調達や、取引時のスワップ手数料無料化、レイテンシー(遅延)の大幅な改善が実現されているとのこと。これによりメタマスクは、許可された地域においてネイティブな無期限先物取引を提供する初のセルフカストディ型ウォレットとなった。
またコンセンシスは、予測市場プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」との年内に独占統合することにより、メタマスク内からオンチェーン予測市場に直接アクセス可能にする計画も合わせて発表した。これによりメタマスクユーザーはスポーツ・政治・暗号資産など多様な分野の予測市場取引をウォレット上で行えるようになるという。
さらにメタマスクは、取引活動に応じてポイントを獲得できる報酬制度「メタマスク・リワーズ(MetaMask Rewards)」を10月末までに開始する。このリワードプログラムは10月5日に先行発表されていたが、今回の発表でその詳細とエコシステム連携が改めて明らかになった。
発表によると報酬プログラムは、3カ月ごとの「シーズン」制で運用され、対象地域のユーザーはメタマスク上でのスワップや無期限先物取引、紹介などを通じてポイントを獲得できるとのこと。シーズン1では3,000万ドル(約45億円)相当のリネア(LINEA)トークンが配布される予定で、獲得ポイントは今後のシーズンにも引き継がれるとのことだ。
PERPS ARE NOW LIVE 
You can start trading perps on MetaMask Mobile.
And rewards are coming soon. 
pic.twitter.com/J2lgZvlpmr
(@MetaMask) October 8, 2025
参考:メタマスク
画像:PIXTA
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