
AlloyXがPolygon上でトークン化MMF公開
香港拠点のステーブルコインインフラ企業アロイX(AlloyX)が、トークン化MMF「リアル・イールド・トークン(RYT)」をポリゴン(Polygon)上でローンチした。ポリゴン開発元のポリゴンラボ(Polygon Labs)および、アロイXが10月2日に発表した。
MMFはマネー・マーケット・ファンドの略語。米国財務省短期証券(T-Bills)や格付けの高い企業のCP(コマーシャルペーパー)など、短期・高品質な資産に投資する投資信託の一種だ。
RYTは、規制されたMMFの流動性を基盤に、投資家が機関投資家向け水準の利回りにアクセスできるトークン化MMFとして設計されているとのこと。
ユーザーはRYTをポリゴン上のDeFi(分散型金融)プロトコルに担保として供給し、借入を行い、再び供給できる。ポリゴン上では、この一連のサイクルが低コストかつ高スループットで実行され、DeFi上の流動性と運用利回りが強化されるとのこと。
さらに、RYTを裏付けるMMFの運用情報の一部がポリゴン上で公開され、投資家の運用透明性が確保されるという。なお、RYTの保管(カストディ)および登録機関(レジストラ)は、香港拠点のスタンダードチャータード銀行(SCBHK)が担う。
RYTは日次サイクルで運営され、RYTを裏付けるMMFの決済は翌営業日(T+1)で行われるとのこと。一方でアロイXの発表によれば、RYTのサブスクリプション(購入)および償還は当日決済(T+0)で処理されるという。
なお、RYTはポリゴン上のみで展開される独占期間が設けられており、この期間中はポリゴンラボがDeFi統合、技術支援、成長施策をアロイXに提供するという。独占期間終了後も、ポリゴンはアロイXの拡張における優先的な展開先として活用されるとのことだ。
参考:ポリゴン・アロイX
画像:PIXTA
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