Charles SchwabがBTC現物取引開始へ
米大手金融サービス企業チャールズシュワブ(Charles Schwab)CEOリック・ワースター(Rick Wurster)氏が、2026年4月中旬までに暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物取引を、同社プラットフォーム上で提供開始する計画を明らかにした。米金融メディア「リアビズ(RIABiz)」が4月19日に報じた。
報道によれば、これまでチャールズシュワブは、暗号資産分野に対して慎重な姿勢を示してきたという。実際に同社の暗号資産専用サイトには、「暗号資産には内在的価値がない」といった警告文が掲載されており、投資リスクへの注意喚起がなされている。
しかしワースター氏は慎重姿勢を維持しながらも、暗号資産に対する顧客需要の高まりには応える必要があると判断したようだ。
ワースター氏によるとチャールズシュワブの暗号資産専用サイトへのトラフィックは直近で400%も増加しており、そのうち70%は既存顧客ではなく新規の見込み客であったという。この傾向について同氏は、「若年層を中心とした新たな投資家層の間で、暗号資産への関心が高まっていることを示している」と説明した。
なおチャールズシュワブは2022年8月より、同社初となる暗号資産関連ETF「シュワブ・クリプト・テーマティックETF(Schwab Crypto Thematic ETF:STCE)」の取引を開始。このETFは、米シカゴの証券取引所「NYSEアーカ(NYSE Arca)」に上場している。
参考:リアビズ
画像:PIXTA
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