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web3で「学び」を変える、shiftbase「UNCHAIN」とは?

web3で「学び」を変える、shiftbase「UNCHAIN」とは?
web3スタートアップ「shiftbase」が目指すもの
多様な経歴を持つメンバーが起業した日本の web3スタートアップがある、shiftbaseだ。
左から COO中野裕介/CTO日原翔/CEO志村侑紀/CSO高瀬兼太
CEOの志村侑紀は16歳で渡米し、University of California Los Angels(UCLA)卒業後、Harvard Universityで社会心理学と神経科学の学際的研究に従事。その後University College London(UCL)を経て、帰国しEmpathに勤めた後にshiftbaseを起業する。
そんな志村が起業のためにニューヨークから呼び寄せたエンジニアが、CTOの日原翔だ。日原は17歳で渡加し、Lester B. Pearson College UWC で IB Diploma を取得。Minerva Universityに入学し、在籍中は世界各地に移り住みながら情報工学を専攻していた。そんな中、志村に呼ばれ帰国。機械学習とブロックチェーンの開発を得意とするフルスタックエンジニアだ。
そしてCOOの中野裕介は、22歳でフィリピンに渡り、オンライン英会話事業の立ち上げ支援を経験。帰国後はDigital Garageにて、金融機関向けCRMメディア事業の海外展開を担当。その後Seed期のEmpathに参画し、COOとして事業開発を推進していた際に、帰国した志村と出会う。
また志村と中野が、パリ発のエンジニア養成機関「42 Tokyo」で出会ったのが、CSO高瀬兼太だ。高瀬はYA-MANでBack OfficeのDX推進を自ら企画し、ITシステム部門の新規立ち上げを経験。その後、農業法人の立ち上げ、D2Cプラットフォーム開発を経て、shiftbaseの共同創業メンバーとなった。shiftbase の展開する事業の戦略策定を担うだけでなく、Back Officeのプロとしてチームを支える。
この4人が昨年から構想を温め、今年2月に起業したshiftbaseは、ソーシャルトークンを基軸としたコミュニティマネジメント事業を展開し、web3コミュニティプラットフォーム開発を目指している。
現在は伊藤穰一氏主宰のweb3コミュニティ「Henkaku」のコミュニティマネジメントとWebサービス構築をアジャイル開発でリードし、さらにweb3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN(アンチェーン)」を運営している。
「あたらしい経済」は、都内某所の一軒家で共同生活をしながら日本からweb3領域で事業展開を目指す、shiftbase共同創業者の4人を取材した。
web3領域で起業した理由
–なぜこのweb3領域で起業しようと思ったのですか?
志村:きっかけは、頑張った人がチャンスを得られたり、手を動かしてた人がちゃんと報われる、そんな社会を実現したい、という想いです。shiftbaseも「個人の選択肢を豊かにし、自分らしく生きる人を増やすこと」をミッションに掲げています。
CEO志村侑紀
今web3が注目されていますが、ブロックチェーンや暗号資産がこれだけエコシステムを拡大できたのは、多くの人に新しい選択肢と価値を提供できたからだと思います。例えば、暗号資産やDeFi(分散型金融)は、世界中の銀行口座を持たない人たちを助けていますし、NFTはアーティストやクリエイターの可能性を広げています。
ブロックチェーン技術を構築した先駆者たちの哲学に触れる中で、私は、web3が目指す本質的な分散型社会は、富の集中でも既得権の勝利でもなく、ある目標や思想を共有する人々が共創し、公平な利益の分配を目指す社会だと解釈しました。そして才能と情熱のある人たちが、これまでどんどんweb3の経済圏を広げてきた。これは本当に素晴らしいことで、私はweb3の理念に深く共感しています。
そんなweb3の思想が、私たちのミッションを実現する手段として最適だと考えてこの領域で起業することを決めました。
現在、shiftbaseではソーシャルトークンを基軸としたコミュニティマネジメント事業と、web3コミュニティプラットフォーム開発を展開しています。具体的には伊藤穰一さん主宰のweb3コミュニティ「Henkaku」のコミュニティマネジメントや開発をサポートし、またweb3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN」を運営しています。
まず、これらの取り組みを通じて、まだ黎明期であるweb3領域において、私たちにしか提供できない価値を模索しながら、コミュニティメンバーとの共創を実現する仕組みを構築していきたいと考えています。
「UNCHAIN」の仕組み、NFTとソーシャルトークン
–「UNCHAIN」を立ち上げた理由は何ですか?
中野:今日本でも、web3関連のコミュニティはたくさん生まれています。web3関連のアイデアがある人、具体的なサービス・プロダクトを作りたい人、web3領域に投資したい人が大勢いる中で、その構想を実現できるエンジニアが圧倒的に日本では不足しているという課題があると思っています。
その課題解決のために、「UNCHAIN」を立ち上げました。おかげさまで2月下旬のプレオープンから数日で、500名を超える方々にお申し込みをいただきました。
COO中野裕介
ちなみに応募いただいた方は選考の上、徐々に現在コミュニティに招待しています。「UNCHAIN」は実際に手を動かして学ぶこと、そして、P2P(ピアツーピア)の学び合いの場とすることを目指しています。
そのためご応募いただいた方々をエンジニアと初心者に分け、学び合いが生まれるように、それぞれ同人数ずつ段階的に招待しています。
そして「UNCHAIN」ではプロジェクト型の学習コンテンツを提供しています。イーサリアム上でdApp(分散型アプリケーション)を作るものや、NFTコレクションを作るものなど、現在は5種類の実践型プロジェクトがあります。もちろんプロジェクトは、今後もどんどん増やしていきます。
「UNCHAIN」5つの実戦型プロジェクト
–「UNCHAIN」でコミュニティでの学びを活性化させるために、どのような施策を行うのでしょうか?
中野:「UNCHAIN」は「与える人が報われる」という価値基準を大切にし、コミュニティを設計をしています。
そのために「UNCHAIN」では、NFTとソーシャルトークンを取り入れています。プレオープンを経て、3月28日からオンチェーンで運用を開始しました。
まずNFTは学習履歴証明証として発行し、メンバーに付与する仕組みになっています。前述の5つある教育プロジェクトの1つをクリアするごとに、そのプロジェクトのNFTを付与していきます。そして「UNCHAIN」はDiscordをメインにコミュニティ運営しているのですが、そのNFTを3枚以上持っていないと入ることのできないチャンネルをいくつか設けています。
実践プロジェクト達成ごとに取得できるNFT
1つのプロジェクトは3日〜1週間程度でクリアできる難易度なので、プレローンチしてから1ヶ月程度ですが、着々と限定チャンネルに入れるメンバーが増えており、日々熱いディスカッションが繰り広げられています。現在、特に今盛り上がっているテーマは「AI×NFT」、「mobile×dApp」です。
このようにNFTを学習履歴のエビデンスとして活用し、コミュニティ内での最適な学習やコミュニケーションのレベル分けや、例えば今後「UNCHAIN」でオープンソースのプロジェクトを立ち上げる際は特定のNFTを持っている人だけが参加できるような仕組みを実装していく予定です。
そしてもう一つがソーシャルトークンです。「UNCHAIN」ではポリゴン上のERC20規格トークンとして「$CHAI(チャイ)」を発行しています。なお「$CHAI」は金銭的な価値には紐づかないトークンです。
これまでのディスコードの投稿内容やメンバーのリアクションを解析して、コミュニティの中で学び合いに貢献した方に「$CHAI」を付与するような設計にしています。コミュニティ内では、どのような活動をしたら「$CHAI」がどの程度付与されるかのルールを公開しています。システム的には、トークン付与のルールをスクリプトで書いて、自動で付与できる仕組みになっています。
「UNCHAIN」では学習履歴証明証NFTと「$CHAI」を使って、貢献度や学習履歴を可視化することで、コミュニティメンバー同士の学び合いを促進していければと思っています。
パブリックチェーンのトークンにこだわる理由
–インセンティブをポイントなどではなく、トークンにした理由は何ですか?
日原:コミュニティを運営する上ではポイントなど、オフチェーンでも履歴の証明やインセンティブは代替できると思います。ただそれだとそのコミュニティ内に留まったインセンティブになってしまう。でもパブリックブロックチェーンの上のトークンは、そうではないわけです。
CTO日原翔
ポイントであれば原則そのサービスがなくなると使えなくなってしまいますが、例えば「$CHAI(チャイ)」は、仮に「UNCHAIN」やshiftbaseがなくなっても、分散化したシステム上に残り続けます。そのオーナーシップはメンバーにある。つまりサービスが終わっても、メンバー一人一人の貢献や学習履歴は残り続ける。その履歴は個人に紐づくので、それを使って別の人がサービスに活かしたり、事業に使ってもらっても構わないわけです。
本来コミュニティの中で貢献したことや学んだという事象は消えないものですよね。それらはイミュータブルでパーマネントであるべきだと思ってます。それができるのはやはりパブリックブロックチェーンのトークンなので、私たちはオンチェーンでトークンを発行することにこだわりました。
–ユーザーが受け取った「$CHAI」自体の利用用途はありますか? またトークン上場なども考えているんですか?
高瀬:利用用途ですが、「$CHAI」使わないと参加できないイベントを企画したり、また先々は一定の「$CHAI」持ってる方に「UNCHAIN」自体のガバナンスを譲渡して、将来「UNCHAIN」がどうインセンティブ設計していくべきかなど、コミュニティの中でどんどん決めて行きたいと考えています。
CSO高瀬兼太
また「$CHAI」自体の上場については現時点では考えていません。あくまで「$CHAI」金銭的な価値には紐づかないトークンとしてコミュニティの活性化に利用しています。ただweb3領域の企業として、shiftbaseとしては何らかのトークン発行し上場させるような取り組みは、規制やルールに準拠しながら今後検討していきたいと考えています。
shiftbaseが目指すもの
–トークンに関しては収益化のツールではないとすると、「UNCHAIN」はどのようにマネタイズしていくのですか?
中野:「UNCHAIN」で一定量のNFT保持者は、web3エンジニアとしてスキルを取得した人になります。そのメンバー向けに、外部企業からの開発の受注などの機会を設けていこうと思っています。またメンバーのビジネスマッチングなど、人材のデータベースとしてのビジネス展開などもできると考えています。
ただ急いで収益化せず、私たちはweb3領域で手を動せる開発者が集まるこのコミュニティの醸成にまず注力していきます。「UNCHAIN」で優秀な人たちがどんどん育っていく。そうなれば、いろいろ柔軟な事業展開ができると考えているからです。
–なぜ日本でweb3事業を展開しようと考えたのですか?
志村:起業を志した当初は、海外での事業をスタートすることも検討していました。
ただ、今ここでできること、この国で必要とされていることがあるのなら、海外に出るよりもこの国に恩送りをしていく生き方をしたいと思ったんです。

まずは日本でweb3に興味を持つエンジニアをサポートし、彼らと一緒にユニークなサービスやコンテンツを世界に発信していきたい。最終的には、そこで得た利益をまた教育に投資できると考えています。そういうエコシステムを作ることで、日本の成長に貢献したいし、そういうサイクルができれば、日本はもっと魅力的になると思っています。
いろいろな規制の問題はありますが、web3の領域でチャレンジしている人たちと一緒に、まずは日本で頑張っていきたいです。
 
関連リンク: 株式会社shiftbase  / web3エンジニアコミュニティ「UNCHAIN」
取材/編集:設楽悠介・竹田匡宏 写真:大津賀新也

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