
OKJがカントンネットワークのバリデータに
国内暗号資産(仮想通貨)取引所OKJ運営のオーケーコイン・ジャパンが、機関投資家向けパブリック・パーミッションレス・ブロックチェーン「カントンネットワーク(Canton Network)」のバリデーターになったことを11月13日に発表した。
同取り組みにあたりオーケーコイン・ジャパンは、カントンネットワークのスーパーバリデーターを運用する仏キルン(Kiln)と提携している。
カントンネットワークは、機関投資家向け金融のために特別に構築されたブロックチェーン。2023年5月にデジタルアセット(Digital Asset)社によって立ち上げられた。2024年6月にメインネットで稼働開始したネットワーク全体の相互運用レイヤー「グローバルシンクロナイザー(Global Synchronizer)」により複数の資産クラスにわたるリアルタイムで安全な同期と決済を可能にしている。現在はオープンソース化されている同ネットワークでは、ネイティブトークンである「カントンコイン(CC ($0.11))」によって駆動され、分散型ガバナンスと協調的なアプリケーション開発をサポートしている。
またキルンは、機関投資家向けのオンチェーン資産およびイールド管理プラットフォームだ。同社では、企業がデジタル資産でイールドを獲得し、完全に自動化されたバリデーター、イールド、データ、手数料管理を通じて、自社製品へのステーキング機能統合を可能にしている。なおキルンの2025年現在での委託資産額は180億ドル(約2.8兆円)超、バリデーターノードは50,000以上を運用している。
そしてキルンが運営するカントンネットワークのスーパーバリデーターは、CCの全トランザクション検証や前述したグローバルシンクロナイザーの中核インフラ運用、ネットワークガバナンスを担う、限定的な上位バリデーターである。キルンは2025年8月にカントンよりスーパーバリデーターを承認されている。
今回の提携によりオーケーコイン・ジャパンは、キルンのスーパーバリデーターとしての技術プラットフォームと運用実績を活用することで、バリデーターノードの安定的な運営を実現するとしている。
参考:OKJ
画像:PIXTA
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