
Phiがガバナンストークン「PHI」を発表
オンチェーンアイデンティティを構築するプラットフォーム「Phi(ファイ)」のガバナンストークン「PHI」が、10月10日にローンチする予定だ。公式Xより10月1日に発表された。
なおトークンは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」上のDEX(分散型取引所)「エアロドローム(Aerodrome)」でのみ取引開始され、CEX(中央集権型取引所)への上場は予定されていない。これによりコミュニティと共に公平な市場を開きたいという。
Phiは、オンチェーントランザクションを基盤としたデジタルアイデンティティの構築を可能にするプラットフォームだ。Web3では、オンチェーントランザクションがアイデンティティの構成要素となるが、現在のダッシュボードでは現在の状態しか捉えられず、過去と現在の両方を反映する永続的なオンチェーンペルソナを完全に作成できる場所はないという。Phiは、ユーザーがオンチェーンアイデンティティを形成し、表現し、共有する自由を提供することを目指している。
このビジョンを実現するため、同プロジェクトは「Phi land(ファイランド)」、「Phi Protocol(ファイプロトコル)」、「Phi Board(ファイボード)」、「Board Coins(ボードコイン)」を開発してきた。これらのツールにより、ユーザーはあらゆるオンチェーンクレデンシャルを作成し、オンチェーンアイデンティティを形成し、それをトークン化してオンチェーンフットプリントの価値を最大化できるという。
PHIトークンの総供給量は10億トークンで、コア貢献者に18.0%、支援者に13.6%、流動性に5.0%、遡及的エアドロップ(3年間)に9.2%、コミュニティインセンティブ(3年間)に12.8%、財務に41.4%が配分される予定だ。トークン生成イベント(TGE)はUTC(世界協定時)で10月10日12:00に実施される。
最初の遡及的エアドロップでは、総供給量の3.2%が配布される予定だ。スナップショットはまだ実施されておらず、TGE直前の来週に予定されているという。クレーム詳細やトークノミクスの詳細、ロック解除スケジュールなどの追加情報は後日発表される予定とのことだ。
なお当初は9月末にTGEが予定されていたが、DEXやマーケットメーカー、支援者などの主要関係者との調整に予想以上の時間を要したため、スムーズで十分に準備された立ち上げを確保するために2週間の準備期間を追加したとのことだ。
なおPhiは、日本人のShugo(シューゴ)氏(辻周悟氏)、Zak(ザク)氏(匿名希望)らが2022年の1月に共同創業したプロジェクト。CEOを務める辻氏は独立系VCのFベンチャーズ(F Ventures)でのインターンを経て米国でPhiを創業した。
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— phi (@phi_xyz) September 30, 2025画像:PIXTA
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