
REX-Osprey BNB ($1,107.95) + Staking ETF申請
ステーキング機能を備えた暗号資産(仮想通貨)ビルドアンドビルド(BNB)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)が、8月26日付で米証券取引委員会(SEC)に申請された。
このETFは「REX-Osprey BNB + Staking ETF」の名称で、暗号資産(仮想通貨)ファンド運用会社レックスシェアーズ(REX Shares)と、その関連企業のオスプレイファンズ(Osprey Funds)により、フォームN-1A(Form N-1A)として申請された。同ETFは米国のシーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)への上場を予定しているとのこと。
またBNBの保管はデジタル資産銀行アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank, N.A.)が担うという。同行は、2021年にOCC(通貨監督庁)から全米銀行免許を取得した米国初の連邦認可暗号資産特化銀行だ。
同ETFは保有資産の少なくとも80%をBNBに直接投資、またはケイマン諸島子会社を通じて間接投資するとのこと。さらに、保有するBNBを原則すべてステーキングすることを目指すという。ただし、ファンドの純資産に占める流動性のない資産の割合は15%以内に管理されるとのこと。
現在、ステーキングされたBNBのアンボンディング期間は7日間とされており、この条件下でBNBに直接投資された資産の多くがステーキングされる見込みだという。なおアンボンディング期間とは、暗号資産のステーキングを解除してから実際に資産を自由に引き出せるまでの期間を指す。
ステーキングについては流動性ステーキングプロトコルを活用し、リキッドステーキングトークン(LST)を取得する方式を採用。投資家への報酬は、トークン残高の増加や変換レートの上昇を通じて還元される予定だという。
なお、米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)も5月にステーキング対応BNB現物ETFを申請している。
また、レックスシェアーズとオスプレイファンズによる「REX-Osprey Solana + Staking ETF:SSK」は、7月2日に米国初のステーキング対応SOL ($199.63)現物ETFとしてシーボーBZX取引所で取引開始された。運用資産残高(AUM)は、取引開始後に1億ドル(当時約147億円)を突破したという。同月22日には、SSKのポートフォリオにソラナ上のLST「JitoSOL」が統合された。
参考:SEC
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