
SBIがチェーンリンクと提携
SBI デジタルアセットホールディングス(SBI DAH)とチェーンリンクラボ(Chainlink Labs)が、日本およびアジア市場等における事業展開を目的とした戦略的パートナーシップを8月25日に発表した。
SBI DAHは、SBIホールディングス傘下のデジタルアセット関連事業を統括・運営する企業。
またチェーンリンクラボ(スマートコントラクト/SmartContract社)は、オフチェーンとオンチェーン、さらには異なるブロックチェーン同士を接続するインターオペラビリティ技術を開発・提供する企業。分散型オラクルネットワークのチェーンリンク(Chainlink)開発元だ。
なおチェーンリンク上で使われる暗号資産(仮想通貨)のリンク(LINK ($15.24))は、SBIホールディングス連結子会社の暗号資産取引所SBI VCトレードで2021年に日本初の取り扱いを開始していた。
今回のパートナーシップを通じて、SBI DAHが持つデジタル資産分野における実績と、チェーンリンクの信頼性の高い相互運用性の技術を組み合わせることにより、主に機関投資家向けのインフラを整備し、デジタルアセットの普及に貢献していくとのことだ。
SBIホールディングス代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏は「我々がこれまで培ってきた金融におけるプレゼンスと、彼らが提供する相互運用性(Interoperability)の技術が組み合わさることにより、ステーブルコインやトークン化されたファンド、RWA(現実資産)トークンなどを活用した、革新的なソリューションを生み出したいと考えています。共通のビジョンを持った両社が結びつきを強めることにより、今後日本およびアジア地域におけるデジタルアセットの普及が大きく加速するでしょう」とコメントしている。
SBIホールディングスは8月22日、スターテイルグループと合弁会社を設立し、同合弁会社にて、トークン化された株式および現実資産(RWA)を対象に、ブロックチェーン上で稼働する新しい取引プラットフォームを共同開発・提供すると発表していた。
スターテイルグループは昨年8月、ソニーグループと合弁会社ソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs:SBL)を設立している。同合弁会社は、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」を提供している。
参考:SBI
画像:iStocks/ttawit.21
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