Tether社、ビットコイン分散型マイニングプール「OCEAN」へハッシュレート割り当てへ、アフリカ展開も

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NewEconomy JP 1 week ago 228

TetherがOCEANへハッシュレート割り当てへ

米ドル建てステーブルコイン「USDT ($1.00)」等を発行するテザー(Tether)社が、現在運用中のハッシュレートと将来的な計算能力をビットコイン(BTC ($94,306.00))の分散型マイニングプール「オーシャン(OCEAN)」に対して割り当てる方針を4月14日に発表した。

「オーシャン」は、マイナーが自らブロックテンプレートを構築できるオープンソースのDATUMプロトコルを提供している。これにより、マイナーは中央集権的な仲介に依存せずに済むため、BTCネットワークの検閲耐性が高まるとされている。

そしてテザー社は、このDATUMプロトコルの一部である「DATUMゲートウェイ(DATUM Gateway)」を活用し、帯域幅が限られた環境でも高性能なマイニング運用を可能にしているとのこと。

今後テザー社は、アフリカの農村部を含む世界各地のマイニング拠点に「DATUMゲートウェイ」を導入し、現地でブロックテンプレートを自律的に生成するという。そして数千台のマイニング設備を低遅延で接続・制御することで、地理的および運用上の多様性を確保しながら、競争力あるマイニング体制の構築を目指すとのことだ。

ちなみに「オーシャン」を運営するムーモリン(Mummolin)社は2023年11月、BTC支持者として知られる元Twitter CEOのジャック・ドーシー氏らから、620万ドル(当時のレートで約9.2億円)を調達している。

テザー社は今月15日に、セルフカストディ(自己保管)型の暗号資産ウォレットとデジタル決済を手がけるフィンテック企業フィゼン(Fizen)への戦略的投資を行ったと発表した。

フィゼンは、消費者や企業向けに、ステーブルコインを活用したシームレスな取引を実現する決済サービスを提供している。今回の出資により、同社は複数のブロックチェーンに対応するステーブルコインの統合運用を進めるという。

これによりユーザーは、煩雑な手続きや書類提出なしに、安全かつ直感的に暗号資産の保存・送金・決済を行うことが可能となるという。

また、フィゼンの決済インフラは事業者にとっても利便性が高く、利用者がステーブルコインで支払った代金を、店舗側はQRコードやカードリーダーなどの既存決済手段を通じて即座に法定通貨で受け取れるとのことだ。

参考:テザー 
画像:iStock/Samuil_Levich

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