CFTCが公開円卓会議開催
商品先物取引委員会（CFTC）キャロライン・ファム（Caroline Pham）委員長代理が、関連企業や利益相反、予測市場、デジタル資産などの問題を含む、市場構造における進化するトレンドとイノベーションに関する一連の公開円卓会議を開始した。
ファム委員長代理は1月27日の発表にて、CFTCは今後数か月にかけて公開円卓会議にて、業界リーダー、市場参加者、他の市場構造専門家、公益団体と交流するとし、一連の会議の詳細は、情報が入手出来次第公開するとした。
ファム委員長代理は「CFTCは市場構造の変化に対して先を見越したアプローチを取らなければならない。そうすることで、市場の活気と回復力を維持しながら、すべての参加者を保護することができる」と述べた。
また「イノベーションと新技術は市場にルネサンスをもたらし、より多くの人々がアクセスできる新たな機会とリスクをもたらしている。CFTCは、研究、データ、専門家の報告書、そして一般からの意見をまとめた強固な管理記録を開発するスタッフによる円卓会議を開催することで、基本に立ち返る。進化する市場動向に対する包括的なアプローチは、米国の経済成長と競争力を促進する明確なルールとセーフガードの確立に役立つだろう」と述べている。
ファム委員長代理は、ドナルド・トランプ（Donald Trump）大統領によって1月20日にCFTCの委員長代理に指名された。
ファム氏は、ジョー・バイデン（Joe Biden）前大統領が指名した共和党の委員の1人。CFTCではデジタル資産に関する複数の主導権を握り、ガバナンスやリスクに関する提言を行うデジタル資産市場小委員会を創設し、デジタル資産の規制枠組みを提案するなど、多くのイニシアティブを主導してきた経歴を持つ。
ファム氏はこの際の声明にて、「私は、この新しい立場において、経済成長と米国の競争力を支える健全な市場の促進というCFTCの使命に焦点を当て、すべての利害関係者と協力することを楽しみにしている」と述べていた。
参考：発表
画像：iStocks/Kateryna-Bereziuk・Rawpixel
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