
ソラナ上のステーブルコイン市場が拡大
米大手送金企業ウエスタンユニオン(Western Union)が、米ドル建てステーブルコイン「USDPT(U.S. Dollar Payment Token)」および「デジタル・アセット・ネットワーク(Digital Asset Network)」の導入計画を10月28日に発表した。
USDPTは、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上で発行されるステーブルコインで、暗号資産(仮想通貨)カストディ企業アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)が発行を担う予定だ。より安全かつ低コストでの越境送金を可能にすることを目的としている。
ウエスタンユニオンは同トークンを、顧客、代理店、パートナー間での新たな送金手段として活用し、同社の資金管理業務(トレジャリー)にも利用するという。
また同社が構築予定の「デジタル・アセット・ネットワーク」は法定通貨とデジタル資産をつなぐ役割を担うとのこと。ウォレット事業者との連携によりデジタル資産を現金に交換する「キャッシュオフランプ」機能の提供を目指すという。
USDPTは2026年前半の提供開始を予定しており、利用者は提携する暗号資産取引所を通じて取得・利用できるようになる見込みだ。
ソラナ上のステーブルコイン市場は拡大を続けている。調査会社アルテミス(Artemis)のデータによると、2025年8月1日時点で総供給額は150億ドル(約2兆2,500億円)を突破し、過去1年間で400%以上の成長を記録した。USDT ($1.00)やUSDC ($1.00)に加えてUSD1が加わったことで、ソラナの流動性基盤はいっそう強固になったと見られる。
.@WesternUnion USDPT and the Digital Asset Network, built on Solana.
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参考:プレスリリース
画像:PIXTA
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