
クラーケンが無期限先物取引を発表
米暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、「クラーケン・パープス(Kraken Perps)」の提供開始を9月12日に発表した。同サービスは対象地域のユーザーが利用可能となる。
クラーケン・パープスは、対象資産を保有せずに価格の上昇・下落に対して取引ポジションが取れる「パーペチュアル(無期限)契約」取引を指す。これまでは上級者向けのクラーケン・プロ(Kraken Pro)で提供されていた。今回はクラーケンアプリでもリリースされたことにより、より多くの個人投資家が利用できるようになるという。
暗号資産業界においてパーペチュアル契約は広く利用されているが、複雑な仕組みや高いリスクから一般投資家の参入は限定的だった。クラーケンは今回のクラーケン・パープスを通じて、こうした派生商品の利便性と安全性の両立を図り、取引経験の異なる幅広い層への提供を目指すという。
同サービスを通じて、ユーザーはステーブルコインなどを担保に、ビットコイン(BTC ($112,801.00))やイーサリアム(ETH ($3,986.68))などの価格が「上がる」または「下がる」と判断してポジションを取ることができる。取引には満期や拘束期間がなく、いつでも保有可能。価格の予想が外れた場合でも、カスタマイズ可能なストップロス機能によって損失の自動制限も行えるという。
クラーケンは今後、利用者に向けて教育コンテンツの提供も進めていくとしている。
参考:クラーケン
画像:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor
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