
Bitwiseと21SharesのソラナETF判断延長
米証券取引委員会(SEC)が、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL ($192.85))の現物価格に基づくETF(上場投資信託)「Bitwise Solana ETF」と「21Shares Core Solana ETF」の可否判断を10月16日に延期した。SECが8月14日付の書類で明らかにした。
「Bitwise Solana ETF」は米資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)が申請中のSOL現物ETFで、「21Shares Core Solana ETF」はスイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が申請中のSOL現物ETFだ。
米国の証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)は1月28日、両ETFの上場を目的とした規則変更案「19b-4申請書(Form 19b-4)」をSECに提出していた。同案は2月18日に連邦官報で公開され、意見募集が行われた。その後、SECは5月19日に承認・不承認の可否を判断するための審査手続きを開始した。
なおSECは証券取引法第19条に基づき、規則変更案の告示から180日以内に最終判断を下す必要がある。告示日は2月18日であり、本来の最終判断期限は8月17日だった。しかし、同条は最大60日間の延長を認めている。SECは今回この期限を延長し、最終判断の期日を10月16日と定めたとのことだ。
なお7月31日付で米資産運用大手7社は、SOL現物ETFに関する修正済みの登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」をSECに提出した。
対象はビットワイズの「Bitwise Solana ETF」、フランクリンテンプルトン(Franklin Templeton)の「FRANKLIN SOLANA ETF」、フィデリティ(Fidelity)の「Fidelity Solana Fund」、カナリーキャピタル(Canary Capital)の「CANARY MARINADE SOLANA ETF」、コインシェアーズ(CoinShares)の「COINSHARES SOLANA STAKING ETF」、グレースケール(Grayscale)の「Grayscale Solana Trust」、ヴァンエック(VanEck)の「VANECK SOLANA ETF」の7銘柄だ。
このうち「FRANKLIN SOLANA ETF」、「Bitwise Solana ETF」、「Fidelity Solana Fund」、「CANARY MARINADE SOLANA ETF」、「VANECK SOLANA ETF」の5銘柄は、シーボーBZX取引所での上場を予定している。また「COINSHARES SOLANA STAKING ETF」はナスダック(Nasdaq)に、残りの「Grayscale Solana Trust」はNYSEアーカ(NYSE Arca)にそれぞれ上場申請されている。
提出されたS-1申請書は承認プロセスの初期段階にあたり、次に19b-4申請書の提出が必要となる。関係者によれば、SECはステーキング条項の明記を求めているという。また一部銘柄については、審査期限である10月10日を待たずに前倒し承認される可能性もあるとのことだ。
参考:Bitwise Solana ETF・21Shares Core Solana ETF
画像:iStocks/Foryou13
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