
ドイツ初のBaFin認可ユーロ建てステーブルコイン
資産運用会社のDWS、マーケットメイカーのフロートレーダーズ(Flow Traders)、デジタル資産企業のギャラクシー(Galaxy Digital)の3社によるジョイントベンチャー「オールユニティ(AllUnity)」が、ユーロ建てのステーブルコイン「EURAU」を7月31日に正式ローンチした。
オールユニティは、7月1日にドイツの金融監督当局バフィン(BaFin)から電子マネー機関(EMI)ライセンスを取得している。
EURAUは、ドイツで初めてBaFinの認可を受けたユーロ建てステーブルコインであり、欧州MiCA規制に準拠してる。100%の準備資産によって裏付けられ、証明可能な準備金報告と規制対応を通じて、機関投資家向けに高い透明性を提供する。
また、オールユニティは欧州の銀行コンソーシアムと提携し、EURAUの予備銀行として機能することで、24時間365日の越境決済に対応した事業継続性、規制準拠性、将来対応型のインフラを保証するという。
EURAUはイーサリアム上のERC‑20として発行され、今後マルチチェーン対応が計画されている。初の取扱取引所はBaFin認可のブリッシュ・ヨーロッパ(Bullish Europe)で、BTC ($110,993.00)/EURAUおよびUSDC ($1.00)/EURAUペアでの取引が開始され、フロートレーダーズが指定マーケットメーカーとして流動性を提供する。
EURAUの立ち上げを支援する主要なエコシステムリーダーは、DWS、フロートレーダーズ、ギャラクシー、の他にビットゴー(BitGo)、メツナー=アルノルト銀行、トレードベスト・グループ(Tradevest Group)、DLT Finance、ファイアブロックス(Fireblocks)、Vバンク(V-Bank)、21X、ハッケン(Hacken)、ソフトスタック(Softstack)、オークセキュリティ(OAK Security)などが名を連ねる。強固な体制で市場導入を支える構えだ。
参考:発表
画像:Reuters
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