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AgriFORCEが「エイバックスワン」へ社名変更、約5.5億ドル調達へ
米ナスダック(Nasdaq)上場アグリフォース・グローイング・システムズ(AgriFORCE Growing Systems:以下、アグリフォース)が、暗号資産(仮想通貨)アバランチ(AVAX)のトレジャリー(財務資産)戦略を開始予定であると9月22日に発表した。
アグリフォースは、モバイル型のオフグリッド天然ガスシステムを利用した分散型コンピュートプラットフォームを構築・運営するエネルギーテクノロジー企業だ。
同社はアバランチのトレジャリー戦略開始に向け、最大約5億5,000万ドル(約817億円)の資金調達と社名をエイバックスワン(AVAX One)へ変更する計画とのこと。上場企業としてアバランチをトレジャリー戦略に採用するのは、アグリフォースが初だという。なお社名変更後もアグリフォースとしての既存事業は継続されるとのこと。
資金調達は、株主承認を前提とした約3億ドル(約445億円)のPIPE(私募による上場企業への投資)の実施に加え、最大2億5,000万ドル(約371億円)の追加調達が予定されている。
なお、追加調達の多くは株式に連動する金融商品によって行われる見込みだという。そしてアグリフォースの最終的な目標は、7億ドル(約1,040億円)超に相当するアバランチの保有とのことだ。
アグリフォースの資金調達はハイブマインドキャピタル(Hivemind Capital)が主導し、パラファイ(ParaFi)やギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)、デジタルカレンシーグループ(Digital Currency Group)、クラーケン(Kraken)、サイファーキャピタル(Cypher Capital)、ファルコンエックス(FalconX)、リパブリックデジタル(Republic Digital)など、50を超える機関投資家や暗号資産関連投資家が参加しているという。
ハイブマインドキャピタル創業者であり、エイバックスワンの取締役会議長に指名されたマット・チャン(Matt Zhang)氏は、エイバックスワンの短期戦略について「長期的にはキャッシュフローを生むフィンテック企業を買収して、アバランチネットワーク上にオンボーディングする」と発表にて説明した。
またエイバックスワンの戦略諮問委員会には、スカイブリッジキャピタル(SkyBridge Capital)創業者アンソニー・スカラムッチ(Anthony Scaramucci)氏と、コインベースインスティテューショナル(Coinbase Institutional)責任者ブレット・テイポール(Brett Tejpaul)氏が参画する予定だ。
今回の発表を受け、アグリフォース株は9月19日の終値2.41ドルから、発表同日の22日には一時7.30ドルまで上昇した(ヤフーファイナンス調べ)。
ちなみにフィナンシャル・タイムズ(FT)は9月11日、アバランチを支援する非営利団体アバランチ財団(Avalanche Foundation)が、2つの暗号資産保有トレジャリー企業を通じて、米国で最大10億ドル(当時約1,475億円)規模の資金調達を目指していると報じていた。
1つは新規のデジタル資産トレジャリー企業の設立、もう1つは既存企業を転換する形で進められているとのことで、今回のエイバックスワンがこれに該当すると思われる。数週間以内の合意を目指しているようだ。
参考:アグリフォース・ヤフーファイナンス
画像:PIXTA
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