
バイビットの韓国進出が加速か
取引量で世界第2位の暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)が、韓国の暗号資産取引所コービット(Korbit)の買収に向けた協議を進めていると韓国の現地メディア「メイルギョンジェ」が11月10日に報じた。
報道によるとバイビットは、最近コービット経営陣と面談を行うなど買収プロセスに着手した段階だという。買収の最終決定には至っていないものの、業界内では「既定路線」として受け止められているとされる。なおコービット側は「現時点でコメントできない」と回答した。
バイビットは2018年に設立された暗号資産取引所で、先物取引を中心とした取引体験の利便性を強みに急成長した。
コービットは韓国で最も古い暗号資産取引所のひとつでネクソンの持株会社であるNXCが同社株式の60.5%を、SKプラネットが31.5%を保有している。報道によればSKプラネットは近年暗号資産事業領域の整理を進めており、バイビットはSKプラネットの持分取得を起点に、NXCが保有する株式を含めた買収を検討しているという。
今回の動きの背景には、韓国金融当局による規制運用姿勢の変化がある。韓国金融委員会傘下の金融情報分析院(FIU)は10月、暗号資産取引所バイナンス(Binance)による韓国取引所ゴーパックス(GOPAX)の経営陣変更申請を承認しており、海外取引所による韓国市場進出が現実的となったことが指摘されている。
韓国は取引量ベースで米国に次ぐ世界第2位規模の暗号資産市場とされ、グローバル取引所にとって戦略的に重要な地域となっている。
参考:メイルギョンジェ
画像:iStocks/wvihrev
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