
TetherがGENIUS法準拠のステーブルコイン計画
テザー(Tether)社が、米ドル建てステーブルコイン「USAT」の立ち上げ計画を9月12日に発表した。
USATは、米国で成立したステーブルコイン規制法「ジーニアス法(GENIUS Act)」に準拠して発行される予定の米国規制下のステーブルコインとのこと。同コインの展開は、企業や機関に対して現金や従来型の決済手段に代わる選択肢の提供が目的だという。
USATは、テザー社のRWA(現実資産)トークン化プラットフォーム「ハドロン・バイ・テザー(Hadron by Tether)」を活用して展開される予定とのこと。
なおUSATを運営するテザーUSAT(Tether USAT)のCEO(最高経営責任者)には、ホワイトハウスのクリプト評議会エグゼクティブディレクターを務めていたボー・ハインズ(Bo Hines)氏が就任予定だという。
またUSATの発行体は、機関投資家向け暗号資産総合プラットフォームを提供するアンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)が、準備金のカストディ(保管)およびプライマリーディーラー(政府公認の証券ディーラー)は米大手金融サービス企業キャンター・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)が務める予定とのことだ。
ジーニアス法は、今年7月にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の署名によって成立した。同法は、発行されるステーブルコインを現金や米国債で100%裏付けることを義務付け、銀行および非銀行発行体の監督基準を明確化する内容を盛り込んでいる。
参考:テザー
画像:iStocks/paitoonpati
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